放射光施設 ビーム電流計測用のDCCT 校正について

文献Handbook of Accelarator Physics and Engineering)で

直流変流器(DCCT)の校正方法を説明しています。(以下、抜粋)

 

DCCTの校正方法として参照標準の校正電流を必要とする方法があります。この校正電流は、高精度であることが必要です。

CERNではDCCTの校正用の参照電流源を開発しています。

 

 

The latter method requires a precision current source to generate the calibration current. AT CERN, a programmable current reference 

has been developed for the calibration of DCCTs equipped with calibration windings.

(P.506, Handbook of Accelarator Physics and Engineering, Second edition)

 


CERNのDCCT校正システムのトレースはMETAS(スイス国研)である、と論文紹介しています。

 

(論文名:Comparison of CERN and METAS high current standards up to 10kA)


 

校正は必要です。!!

 

ヨーロッパ某機関のDCCTセンサ校正の方針 

 

最初に、校正方針を決定する際に行うことは、校正が本当に必要か?考えることです。

この質問に答えるときに考慮すべき内容は以下の通りです。

:

– DCCTセンサ(電流センサ)の長期安定性は業務に重要な要件ですか?

– 使用するDCCTセンサの長期ドリフトは、どこまで許容できますか?

– 複数の電力変換器で使用するDCCTセンサの出力特性の評価は必要ですか?

– DCCTセンサを交換する基準はありますか?

 例えば、出力特性がドリフトしたDCCTセンサを交換することで、

 実際には発生していない変換器の出力が変化したように見える場合があります。

 ここで校正を行うことで、この変化を予想することが可能になります。

 

High Precision Current Measurement for Power Converters

Geneva, Switzerland