ブリッジのモジュール性能とアップグレード性能

他社の製品リーフレット(http://www.guildline.com/media/k2/attachments/20149-00-85_NZ6622A.pdf)でMI計測器の説明をされています。ありがたいことですが、一部、誤解があるように見えます。以下の内容には、弊社に御問合せいただければ幸いです。

 

”MIブリッジ6010のモジュール性能とアップグレード性能をどのように考えますか?”

 

MIの「プライマリブリッジ」はモデル6010ですが計測範囲は1μΩ100kΩです。 ここで仮に、ユーザが測定範囲を1GΩに、あるいは電圧を1000Vに上げたいと考えた場合には、 各々の計測器をアップグレードさせるためにブリッジを返送するのでしょうか?

 

MIの説明:

MI計測器のモジュール性能とアップグレード性能をどのように考えますか?

 

MIの「プライマリブリッジ」はモデル6010ですが計測範囲は1μΩ100kΩです。 ここで仮に、ユーザが測定範囲を1GΩに、あるいは電圧を1000Vに上げたいと考えた場合には、 各々の計測器を内部部品変更、調整等のアップグレードさせるためにブリッジを返送するのでしょうか?

 

いいえ! アップグレードで対応できません。新しいMIブリッジを購入いただく必要があります。
GΩまで計測を希望される場合は別の計測器仕様になり、MI6010の改造では対応できません。

  

具体的には、次の方法になります。

6242Dで対応する方法。(6010 ブリッジとは別機種です。) 1台で対応できます。

6000Bで対応する方法。6000Bで実現するには、次の計測器類を準備する必要があります。

 

6000B

電源 6100B

デジタルマルチメータ(例えば3458A、あるいはFluke 8508など)

そして、希望される校正不確かさで選択ねがいます。(弊社に相談いただければ幸いです。)

 

6000Bで実現する方法

説明:

2005年に発売、世界中の校正機関で多数、活用されています。

残念ながら、計測器自体には表示器はありません。

手動で運用を前提するにしていません。運用には、IEEE488で接続したパソコンから、専用のソフトウェアを使って行います。

 

MIからの説明

MIが提供できる計測システムは、ギルドラインが提供する6622Aシリーズのワン-ブリッジソリューションの測定能力とは一致しません、仕様が異なりますMI製品(6010)はアップグレード可能な計測器ではありません。